種苗テックを工程別に読む:計数・選別・給餌・育種・栄養
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本ページは公式サイトと報道・公表資料で確認できた事実項目だけを並べています。導入効果や性能の優劣は評価せず、順位も付けません。確認できない項目は「公式サイト参照」と表記しています。
ふ化場の仕事は、水温や水質の管理、卵や仔魚の計数、稚魚の選別、給餌、魚病の予防など、細かい作業の連続です。これらの作業は、作業者の経験や集中力に頼る部分が大きく、人手不足の影響を受けやすい領域でもあります。そのため、画像認識やセンサー、データ分析を使って工程を支援する「種苗テック」への関心が高まっています。
一方で、種苗テックと呼ばれるものは、機器、ソフトウェア、育種、飼料と、提供形態が大きく異なります。そこで本ページでは、プレイヤーごとの提供形態と対象工程、AI・画像認識の有無、導入地域、公表事例の有無を、表で横並びにします。なお、海外のプレイヤーは、サケやエビの養殖が中心で、国内の海産魚の種苗生産とは前提が異なる場合があります。表の備考で、公式サイトに記載された範囲を示しています。
前のページで取り上げた人工種苗・完全養殖のプレイヤーと、本ページの種苗テックの提供者は、顧客と提供者の関係にあることも、同じ事業者が両方を担っていることもあります。
【比較表】スマート孵化場・種苗テックの提供形態と対象工程
| プレイヤー | 提供元・形態 | 提供形態 | 対象工程 | AI・画像認識の有無 | 導入地域・拠点 | 公表事例の有無 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 近畿大学・豊田通商・日本マイクロソフトの稚魚選別システム | 共同研究(2018年8月21日発表)。近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)、豊田通商、日本マイクロソフト | 機器とクラウドAIを組み合わせた自動化システム | マダイ稚魚の出荷前の選別。第1段階はポンプ流量調節、第2段階(計画)は生育不良個体の除去 | あり(Azure の AI 機能、画像解析と機械学習) | 近畿大学水産研究所。その後の導入状況は公式サイト参照 | あり(発表資料) |
| ヤンマー 自動魚数カウントシステム YFC | ヤンマー(マリン事業) | 機器(水中カメラ)と解析 | 魚数の計数。数万尾規模の計数作業の省力化を狙う | あり(水中カメラの画像から画像認識で計数) | 公式サイト参照 | 製品ページに記載あり。導入事例は公式サイト参照 |
| ウミトロン株式会社 | 民間企業(東京都、2016年4月21日設立)。シンガポール法人あり | データプラットフォームサービス(スマート給餌機、衛星データ提供などは報道) | 水産養殖事業者向けの給餌管理・海洋データ(報道。詳細は公式サイト参照) | 公式サイトに AI を用いたサービスの紹介あり(詳細は公式サイト参照) | 公式サイト参照(報道ではチチカカ湖での設置を紹介) | あり(報道) |
| リージョナルフィッシュ株式会社 | 民間企業(京都市左京区、2019年4月設立) | 品種・種苗の提供とスマート陸上養殖モデル | 育種、種苗の生産・販売、養殖環境の最適化 | あり(AIやIoTで水温や光などの養殖環境を最適化すると記載) | 公式サイト参照 | あり(公式サイト) |
| Aquabyte | 民間企業(2017年創業。公式サイトに掲載の所在地はノルウェー・ベルゲン近郊のLaksevåg) | 水中カメラとソフトウェア | 魚の行動・成長・健康のモニタリング、給餌の最適化、バイオマス推定(主に成魚の養殖現場。種苗工程は公式サイト参照) | あり(水中カメラの映像をAIで解析) | 世界の養殖場(詳細は公式サイト参照) | あり(公式サイト・報道) |
| Benchmark Genetics | 民間企業(本社はノルウェー・ベルゲンと記載) | 育種・遺伝資源(サケの卵、エビの親系統) | 育種(サケ、バナメイエビ)。ゲノム選抜などを用いると記載 | 公式サイト参照(育種が中心) | 商業・研究開発の拠点は11か国、大規模生産は7か国と記載 | あり(公式サイト) |
| INVE Aquaculture | 民間企業(ベルギーに本社と記載。2016年からBenchmark Holdingsのグループ) | 飼料・栄養・健康関連の製品 | ブルードストック(親魚)、ふ化場、育成の各段階の栄養・健康管理 | あり(AIによる生き餌の計数ツール SnappArt を2023年に発表と記載) | 公式サイト参照 | あり(公式サイト) |
| Skretting | Nutreco の養殖飼料部門(ノルウェー・スタヴァンゲル) | 飼料 | ふ化からの給餌段階まで60種以上の魚・エビ向けに飼料を提供と記載 | 公式サイト参照 | 世界各地(5大陸の18以上の国に生産拠点、従業員4,700人以上、2025年の生産量は250万トン以上と記載) | あり(公式サイト) |
| BioMar | 民間企業(デンマーク)。研究拠点はデンマーク・ヒアツハルス | 飼料(ふ化場向けの LARVIVA シリーズ) | 仔魚期から稚魚期の給餌。ふ化場向け飼料の試験施設を拡張と報道 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 | あり(報道・公式サイト) |
| 株式会社ARK | 民間企業(神奈川県平塚市、2020年12月設立) | モジュール型RASの機器・資材・サービスと、陸上養殖事業 | ハタ類・エビ類の陸上養殖(飼育・水処理)。種苗工程への適用は公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 導入事例として愛知県・栃木県・京都府・岡山県の企業、滋賀県・沖縄県の大学を掲載 | あり(公式サイト) |
| NTTグリーン&フード株式会社 | 民間企業(東京都千代田区、2023年3月1日設立) | 陸上養殖による魚介類の生産・販売 | 陸上養殖。OUGホールディングスとの協定に、環境変化に対応する種苗・中間魚の開発を含む(2025年8月19日) | 公式サイト参照 | 宮城県気仙沼市で2026年に操業開始を目指す施設計画(2025年2月6日の連携協定) | あり(発表資料) |
2026年10月時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。最新情報は各社サイトで確認してください。
比較表の読み方:機器、ソフト、育種、飼料は同じ土俵で比べられない
この表には、機器、ソフトウェア、育種会社、飼料メーカーが並んでいます。これらは顧客の課題に対して異なる部分を担当しているため、同じ尺度で優劣を比べることはできません。ふ化場で稚魚の数を数える課題には機器やソフトウェアが、成長や耐病性を高める課題には育種が、仔魚の初期の生残には飼料が関わる、といった役割の違いとして読む必要があります。
導入状況の列に「公式サイト参照」が多いのは、導入先の名称や台数を公表していない事業者が少なくないためです。本サイトは確認できない数値を書かない方針のため、導入件数や性能の数値を推測で補うことはしていません。
また、海外の事業者の多くは、サケやエビの養殖現場を主な対象にしています。日本のマダイ、ブリ、ヒラメなど海産魚の種苗生産にそのまま適用できるかどうかは、各社に確認する必要があります。国内の種苗生産の課題は、水産種苗産業の全体像で整理した魚種別の事情にも左右されます。
工程別に見た自動化の要点
計数と選別
稚魚の計数と選別は、種苗の出荷前に通常行われる作業です。2018年の発表では、近畿大学水産研究所のマダイ稚魚の選別が対象で、ポンプの前後に監視カメラを置いて魚の比率を解析し、ポンプの水量を自動で調整する方式が第1段階とされました。生育不良の個体を取り除く機能は、第2段階の課題として位置づけられていました。ヤンマーの YFC は、水中カメラで撮影した魚影のデータから画像認識で計数する製品で、魚が重なる場合や濁りがある場合は誤差が出る可能性があり、後から手動で補正できると製品ページに説明されています。
給餌と環境管理
給餌の自動化は、成魚の養殖現場で先行してきた分野です。ウミトロンのように、水産養殖事業者向けのデータプラットフォームを提供する企業があります。種苗生産の段階では、初期飼料の種類と給餌量が生残率を左右するため、センサーによる水質管理と給餌の最適化は、今後の課題として注目されます。
育種と栄養
Benchmark Genetics のような育種企業は、サケやエビの親系統の遺伝的な改良を担い、成長や耐病性の向上を目指します。飼料メーカーは、仔魚期の栄養設計や、微細な粒径の飼料開発に取り組んでいます。これらは機器やソフトとは異なる形で、ふ化場の歩留まりに関わります。詳細は初期飼料と育種とゲノム技術のページで扱います。
各プレイヤーのプロフィール:確認できる事実
近畿大学・豊田通商・日本マイクロソフト:マダイ稚魚の選別自動化
2018年8月21日に日本マイクロソフトが発表した取り組みです。対象は近畿大学水産研究所のマダイ稚魚で、近畿大学水産養殖種苗センターが年間約1,200万尾を生産し、大学発ベンチャーのアーマリン近大を通じて全国の養殖業者に販売していると説明されています。出荷前の選別は、専門作業員が目視と手作業で生育不良の稚魚を取り除いており、自動化が長年の課題でした。近畿大学水産研究所が選別工程の知識と経験を提供し、豊田通商が自動化システムのハードウェア設計とプロトタイプ構築を担当しました。日本マイクロソフトは Azure の IoT 機能と AI 機能を使い、ポンプ流量を自動調節するシステムを設計・開発しました。第1段階は2019年3月までの本番実装を目指すとされ、第2段階では画像解析と機械学習による生育不良個体の除去を計画していました。その後の導入状況は公式サイトを参照してください。
ヤンマー:自動魚数カウントシステム YFC
ヤンマーのマリン事業の製品ページに、自動魚数カウントシステム YFC が掲載されています。専用の水中カメラで撮影した魚影のデータをもとに、画像認識技術で魚の数を自動計数する製品で、数万尾規模の計数作業の負担を減らすことを狙いとしています。2020年12月3日のニュースリリースでは、マグロ向けの製品として2021年4月1日から受注を開始すると発表し、想定する最適な条件下で98%以上の精度で自動カウントできたとしています。魚が重なる場合や水が濁っている場合は計数に誤差が出ることがあり、解析データを後から確認して手動で補正する運用が示されています。対応魚種は拡大する予定とされており、仕様は変更されることがあるため、最新の情報は製品ページで確認してください。
ウミトロン:水産養殖事業者向けのデータプラットフォーム
ウミトロン株式会社の会社概要によると、設立は2016年4月21日で、藤原謙氏、山田雅彦氏、岡本拓磨氏が共同創業者として挙げられ、代表取締役は藤原謙氏です。所在地は東京都で、事業内容は水産養殖事業者向けのデータプラットフォームサービスの開発・提供です。関連会社としてシンガポールに UMITRON PTE. LTD. を置いています。報道では、AI給餌機の UMITRON CELL や、衛星データを活用した海洋データ提供サービスの UMITRON PULSE が紹介され、UMITRON CELL はチチカカ湖にも設置されたと伝えられました。会社概要のページには個別のサービスの記載がないため、種苗生産の工程への適用範囲は、サービス紹介のページと個別の発表資料で確認が必要です。
リージョナルフィッシュ:育種とスマート陸上養殖
リージョナルフィッシュ株式会社は、2019年4月10日に設立され、京都市左京区の京都大学南部総合研究1号館に本社を置きます。公式サイトでは、品種改良技術、スマート陸上養殖、種苗の生産・販売、養殖・販売、ECサイトの運営を事業として示しています。スマート陸上養殖では、AIやIoTで水温や光などの養殖環境を管理し、省力化した陸上養殖モデルを開発するとされています。AIやIoTを活用したスマート養殖の導入支援も事業に含まれます。育種と環境制御を組み合わせている点が特徴ですが、具体的な設備や導入規模は公式サイトに記載がないため、個別の発表資料での確認が必要です。高温耐性を持たせたギンザケについては、コンビニエンスストア向けのおにぎりの原料として供給した実績が公式サイトに示されており、育種の成果が流通段階まで届いた例として位置づけられています。
ARK:モジュール型RASの開発と陸上養殖
株式会社ARKは、神奈川県平塚市に本社を置き、2020年12月に設立された企業です。公式サイトでは、モジュール型の閉鎖循環式陸上養殖システム(RAS)の研究・開発・製造に取り組むと説明し、事業を陸上養殖技術と陸上養殖事業の二つに分けています。前者は陸上養殖の技術・機器・資材・サービスの開発、製造、販売で、後者は自社のモジュール型RASを用いて、直営、共同、受託などの形態で水産物を生産し、加工・流通・調理・販売まで手がけるとしています。対象魚種はヤイトハタ、クエなどのハタ類と、クルマエビ、バナメイエビなどのエビ類で、ウニや藻類は研究段階とされています。導入事例として愛知県、栃木県、京都府、岡山県の企業と、滋賀県と沖縄県の大学が掲載されています。種苗工程での利用は、個別の事例で確認が必要です。
NTTグリーン&フード:陸上養殖と種苗・中間魚の開発協定
NTTグリーン&フード株式会社は、東京都千代田区大手町に本社を置き、2023年3月1日に設立された企業で、代表取締役社長は久住嘉和氏と発表資料に記されています。2025年8月19日にOUGホールディングスと「陸上養殖を通じた水産業のESG化に関する協定書」を締結しました。連携事項は、陸上養殖による持続可能な魚介類の生産、同社が生産する魚介類の商品開発と販売、環境変化に対応する種苗・中間魚の開発の三つです。宮城県気仙沼市では、2025年2月6日に気仙沼市およびNTT東日本と連携協定を結び、ギンザケの中間魚とトラウトサーモン成魚の生産・販売を予定して、2026年に気仙沼市小泉地区で操業開始を目指すとされています。施設の規模や稼働状況は、公式サイトで確認してください。
Aquabyte:水中カメラとAIによるモニタリング
Aquabyte は2017年に創業した企業で、公式サイトに掲載されている所在地は、ノルウェー・ベルゲン近郊のラクセヴォーグ(Laksevåg)です。公式サイトは主にサケ養殖を対象に、重量や成長の推定、シラミの自動計数と予測、福祉と行動のモニタリング、食欲予測を含む給餌支援、短期の計画を支える意思決定支援の各機能を紹介しています。機能の名称は Weight、Lice、Welfare、Behaviour、Feeding、Decision Support の六つで、ハードウェアとして HYDRA 360 と Hammerhead のカメラが挙げられています。主な対象は海面の成魚の養殖現場で、ふ化場の稚魚工程への適用は、公式サイトで確認する必要があります。国内のふ化場に導入する場合の条件も、個別に確認が必要です。
Benchmark Genetics:サケとエビの育種企業
Benchmark Genetics は、公式サイトで、ノルウェーのベルゲンに本社を置く民間企業と説明されています。事業の中核はサケの遺伝学で、遺伝子型解析や育種プログラムの設計といった遺伝サービスも手がけ、タイセイヨウサケの卵とバナメイエビの親系統を供給します。自社で運営するサケの育種プログラムは2つで、遺伝サービスとしては30種にわたる40以上の応用育種プログラムの経験があると記載されています。商業・研究開発の拠点は11か国、大規模生産は7か国にあるとされています。育種技術として QTL とゲノム選抜を用いると記載があり、遺伝子組換えなどの遺伝子工学技術は育種プログラムで用いていないとする声明も公開されています。
INVE Aquaculture:ふ化場から育成までの栄養と健康
INVE Aquaculture の公式サイトは、栄養、健康、環境の三つを重点分野とし、親魚、ふ化場、育成、成魚の各段階に提供すると述べています。沿革には、1983年にゲント大学発の企業 Artemia Systems NV が設立され、認証されたアルテミアのシストを初めて開発・販売したこと、1991年に INVE がこの会社を買収したこと、2016年に Benchmark Holdings に統合されたことが記されています。2023年にはインドでアルテミアの孵化センターを開設し、AIによる生き餌の計数ツール SnappArt を発表しました。2026年6月には魚向けのプロバイオティクス製品 Sanolife PRO-TAB を発表しています。本社はベルギーとされ、詳細な製品の一覧は公式サイトの製品検索で確認してください。
Skretting:Nutreco の養殖飼料部門
Skretting は、動物栄養の世界的な企業 Nutreco の水産事業部門で、本拠はノルウェーのスタヴァンゲルです。公式の会社情報では、ふ化から出荷までの60種以上の魚とエビ向けに飼料を作ると説明され、従業員は世界で4,700人以上、2025年の生産量は250万トン以上と記載されています。生産拠点は5大陸の18以上の国にあるとされ、Nutreco は SHV の子会社と示されています。本社の住所は Sjøhagen 6, 4016 Stavanger と掲載されています。エビのふ化場向けの飼料や、ワムシの栄養強化を別途行わない設計の飼料が報道で紹介されています。国内向けの取り扱い製品は、公式サイトで確認してください。
BioMar:ふ化場向け飼料 LARVIVA と研究施設
BioMar は、デンマークのヒアツハルスに養殖技術センターを持ち、海産魚のふ化場向け飼料の試験施設を拡張したと、2023年6月に報じられました。新しい施設は準工業規模での試験ができ、仔魚の飼育ユニットと生き餌の生産ユニットを備え、複数の海産魚種で飼料を試験できるとされ、対象は海水魚とエビ向けの飼料です。研究開発の人員を6名増やすことや、拡張した施設の落成式が9月に予定されていることも伝えられました。ふ化場向けの飼料ブランドとして LARVIVA シリーズがあり、主要なふ化場市場での継続的な成功が、今回の投資の背景として挙げられています。研究開発体制の拡大は、仔魚期の栄養設計が養殖産業の重要課題になっていることを示しています。
一次情報の確認先と次のページ
- 日本マイクロソフト:近畿大学水産研究所、養殖稚魚の選別を AI と IoT で効率化(2018年8月21日)
- ヤンマー:自動魚数カウントシステム YFC
- ヤンマー:画像認識技術を用いた「自動魚数カウントシステム」を商品化(2020年12月3日)
- ウミトロン:会社情報
- リージョナルフィッシュ:公式サイト
- ARK:会社概要
- NTTグリーン&フード:OUGホールディングスとの協定書の締結(2025年8月19日)
- NTTグリーン&フード:気仙沼市・NTT東日本との連携協定(2025年2月6日)
- Aquabyte:公式サイト
- Benchmark Genetics:About
- INVE Aquaculture:About INVE
- Skretting:Company facts
- 水産庁(一次情報):水産庁のスマート水産業と養殖関連の施策
種苗の歩留まりを左右する初期飼料の実務は、次の初期飼料とワムシ・アルテミア培養の実務で整理します。
